放棄する選択肢

パソコンを操作しながら電話をする女性

意外と知られていない相続放棄。

みなさんは相続財産と言えば、もらえるものばかりをお考えかもしれませんが、実際には負債も相続されます。したがって、たくさんの負債を背負った方が亡くなった場合には、相続人は放棄の手続きを忘れないようにしなければなりません。この申述は家庭裁判所に提出することで完了いたします。これによって、被相続人の負債についての債権者からの追求を免れることができるのですから、助かります。このように相続放棄の手続きは、生前にすることはできませんが、亡くなられてからは早目に手続きをしておくことが必要です。また第一相続人が全員放棄をしてしまいますと、次順位に回ってきますので、心当たりのある方は気を付けておかなければなりません。

プラスの財産だけを引き継げないか。

実はそのように都合よくいきたい人のためには限定承認という方法が認められています。けれども煩雑なイメージもあってかあまり利用はされていません。また相続する人がまったくいなくなったり、いるかどうかも判別ができないような場合は相続財産は宙に浮いたようになります。相続財産管理人を選任して手続きを進める場合もありますし、国庫に帰属していく場合もあります。今後は親戚づきあいも少なくなり疎遠となっていくことは避けられませんから、このように誰も引き継がない財産が増加するのではないでしょうか。先ほど述べた放棄の手続きは戸籍を取りそろえる費用が掛かりますが、そのほかにはわずかな手数料を収めるだけでできますので、大きな借金を背負うことを思えばお得な制度だと言えます。